[在庫限り]豊口克平・トヨさんの椅子(旧タイプ)


日本における量産家具のパイオニアのひとり、豊口克平氏が1955年にデザインした低座椅子です。あぐらや正座もできる広々とした座面で、畳の上のように姿勢を変えて座ることができます。

秋田県庁の応接室の椅子としてデザインされ、初号は天童木工が製作していました。その後、廃番となっていましたが、豊口氏と関係の深かった秋岡芳夫がこの椅子を愛してやまなかったことから、モノ・モノがメーカーとなり復刻、30年以上販売を続けています。

初号は材料にミズナラを使用していましたが、国内産材の供給が激減したことから現行品では岩手県産のクリ材を採用。表面はドイツ・クライデツァイト社ののオイル(主成分は亜麻仁油)で仕上げてあります。

製造元は「あぐらのかける男の椅子」と同じ、埼玉県のヒノキ工芸。特注家具を得意とする少数精鋭の職人集団です。高級家具ブランドのOEMにはじまり、高級旅館、クルーズトレイン、皇室方のお車の内装にいたるまで、仕事は多岐にわたります。そのため創業時から分業制を廃し、多能工を育てる独自の経営方針を貫いています。この椅子もひとりの職人が一脚の椅子を最後まで仕上げるマイスター方式で作られています。

以下はモノ・モノの旧ホームページから抜粋した文章です。


トヨさんの椅子という名は、(産業工芸試験所時代の)少し後輩に当たる秋岡芳夫が敬愛の念を込めて付けた名前。豊口さんは秋岡さんをアキさんと呼んでいたようだ。日本のインダストリアル・デザイナーの草分け。


グループモノ・モノのメンバーは、約10年間、毎週木曜日の夜、この椅子に乗っかってもの作りのありようについて議論し、さまざまな企画を打ち出していた。夕方5時半頃から集まりはじめて、早くて深夜の12時、時には午前3時まで延々としゃべっていたのだから、ざっと計算すると3000時間以上この椅子にお尻を預けていたことになる。


気がつけば、椅子の上にあぐらをかく人、横座りする人、回れ右して馬乗りになる人、床に座って座面に肘をついている人……。この椅子だったから長丁場の議論にもお尻が耐えられたのだ。もし会議用の折りたたみ椅子など使っていたらとてもこんなに話が弾まず、ユニークなアイディアも出なかったに違いない。


この椅子がデザインされたのは1955年、日本にはまだ人間工学のまとまった体系も、測定機器もない時代だった。何とかして座り心地のよい座面を作ろうと、仙台の産業工芸試験所にいた豊口さんは、屋外でみんなに代わる代わる雪の上にお尻の跡をつけてもらって研究したという。さりげなくシンプルなデザインだが、絶妙な座面カーブにはこんな人間的な人間工学の賜物だ 。


当時、日本の住まいはほとんどが畳の部屋に縁側付きの木造住宅。だからこの椅子は畳の部屋で使われることを考慮していた。脚が太いのは畳を傷つけない配慮、座面が低いのは床に座っている人とも違和感なく話ができる配慮だというが、結果的に欧米人より小柄な日本人にぴったりなサイズだった。


天童木工が初号を製作販売していたが、まだ敗戦後の廃墟から立ち上がる過程、日本人の椅子に関する理解は浅く、高価な椅子は売れなかったのだろう、間もなく製造中止になった。20数年後、グループモノ・モノのお尻の要求で復刻が決まり、豊口さんの了解のもとに、アキさんが少々重心の位置などをアレンジして商品化されたのが、モノ・モノ版「トヨさんの椅子」だ。


魚の文鎮

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サイズ:縦4×横16×高さ8cm、重さ280g
※プレゼント品は商品と別々にお送りします。
デザイナー
豊口克平
製造元
モノ・モノ
材質
本体:天然木(ウレタン塗装)、座面:ウレタンフォーム、張り地:アクリル70%、ウール30%
サイズ
幅60×奥行き63×高さ69(座面高さ36)cm
製造国
日本
納期
3〜4週間

注意事項
※本品は代引き決済のご利用ができません。
※チャコールグレー、ベージュ、ダークグレーは完売しました。追加生産の予定はありません。
※類似品にご注意ください。トヨさんの椅子は現在モノ・モノ以外で販売をしていません。
※本品は西濃運輸でお届けします。夜間の配達時間指定はお受けできません。

販売価格
92,232円(税6,832円)
座面カラー
購入数